「旅せざるもの食うべからず」
著者 小泉武夫
出版 知恵の森文庫
p88より引用
“どうやらヤシガニの腹腔にある線状の臓器が、
中毒を起こすらしいのです。”
発酵学者である著者が、
世界を旅して食べ歩いた時の写真や日記を元に、
その地域の食材や料理を紹介。
もちろん食べるだけではなく、
その食文化の背景等も解説されています。
掲載されている写真は全てカラー、
点数も多く見た目だけでも楽しめます。
しかし、
何といってもこの著者の本を読み易くしているのは、
その砕けた語り口ではないでしょうか。
「地球怪食紀行」なども読ませてもらいましたが、
一貫して楽しく読むことが出来ます。
文体に関しては好みがあると思いますが。
気軽に他地域の食文化を覗いて見たい方に。
詳細を見る



|