「サラリーマン専科4」3
著者 東海林さだお
出版 講談社文庫
p112より引用
“エリートは引くてあまたで困るよ”
漫画家でありエッセイストである著者による、
普通のサラリーマンの平凡な日常を描いた一冊。
アヤシイお店の話からラーメンに関する話まで、
なんだかあってもおかしくなさそうなネタが満載です。
上記の引用は、
学生の就職活動の中の一文。
残りの人生、
一度位はこんなセリフを吐いてみたいものです。
今はどんなに良い大学を卒業予定でも、
就職が難しいように言われています。
この漫画が描かれた当時の景気の良さを、
懐かしく思う方もいるでしょうけれども、
私は当時も別に美味しい思いを出来たわけではないので、
あまり感慨にふけることはありません。
本当の所は当時がどんなに良かったかは、
TV等の情報でしか知らないので、
少しさびしく感じます。
まぁ天国のような生活から突然どん底に落ちるような事を、
味あわずに済んでいるのだから幸運だと思うことにします。
愛人バンクなんて言葉が出てきたりする為、
40代以上の方なら懐かしみながら楽しめそうな一冊です。
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