「超バカの壁」4
著者 養老孟司
出版 新潮社
p19より引用
“ともかく目も前の穴を埋める。それが仕事というものであって、
自分に合った穴が空いているはずだなんて、
ふざけたことを考えるんじゃない、と言いたくなります。”
解剖学者である著者による、
著者への読者からの質問に一つ一つ答える一冊。
若者の問題から心の問題まで、
激動の時代を生きた著者ならではの視点で答えられています。
上記の引用は、
若者の問題の章の中の一文。
少し前に、
「自分探し」や「親のしいたレールに乗るのは嫌」、
と言うような言葉がやたらに耳に目につく時期がありました。
この様なことをいっていた人は、
上記の引用を見てどう思うのか気になる所です。
世襲について著者は、
比較的肯定的に書かれていますが、
私も大体同意です。
世襲だろうが縁故で採用された仕事だろうが、
放り出さないで勤めるのがよさそうです。
一緒に仕事をする周りの人は良く言わないかもしれませんが、
今の世の中は仕事で疲れた時の憂さ晴らしの方法も、
昔より沢山あるように思いますし。
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