「少々おむづかりのご様子」3
著者 竹中直人
出版 角川文庫
p82より引用
“これじゃあ、映画を観るのも“映画を観に行く”ではなく、
“情報の確認を映画にしに行く”ではないか、困ったものだ。”
俳優であり映画監督である著者による、
雑誌などあちらこちらに書かれた物に、
書き下ろしを加えたエッセイ集。
映画・役者評から著者若かりし頃のエピソードまで、
TVで見るつかみ所の無さが表れた文章で書かれています。
上記の引用は、
世の中の情報の多さに関する一文。
この記事の初出は1992年、
インターネット前夜でも情報過多に感じていた著者は、
今現在どの様に思っているのでしょう。
自分の意思で情報を遮断すればいいのでしょうけれど、
興味のある事に関する情報を我慢するのは、
結構なストレスになりそうな気がします。
数多くの情報を手に入れてなおかつ、
劇場に足を運びたくなる作品が増えればいいなぁと思います。
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