「退屈力」3
著者 齋藤孝
出版 文藝春秋
p71より引用
“傍から見れば退屈に見えるようなことの中に、
当人が退屈を感じずに喜びを見出していく力、
それが「退屈力」である。”
教育学者であり文学者である著者による、
人生をより良く生きる為の能力について書かれた一冊。
刺激に囲まれた生活に対する批判から、
地味な作業を続ける事の大切さまで、
著者の人生の経験が存分に生かされているようです。
上記の引用は、
著者が提案する「退屈力」についての解説の一文。
この力を自分の物にする事が出来れば、
いつどんな時でも楽しく時間を過ごす事が出来そうです。
第一章・高度刺激社会批判を読んでいると、
自分達がいかに刺激にさらされているか、
身につまされて考えさせられます。
ゲームが好きな私としては少々耳に痛い内容でしたが、
ゲームがコロンバイン事件と、
因果関係があるように書かれているのは残念なことです。
極めて微妙な例だと思いますが・・・。
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