「タクアンの丸かじり」3
著者 東海林さだお
出版 文藝春秋
p15より引用
“これは、いかにして美しい演出をみせようか、
という心づかいではなく、いかにして安くない値段をつけようか、
という魂胆であるから、十分注意しなければならない。”
漫画家でありエッセイストである著者による、
食べ物に関するエッセイをまとめた一冊。
漬物から一万円の弁当まで、
時には食べ物以外の物についても、
楽しい文体で書かれています。
上記の引用は、
上新香についての一文。
結局お店で食べる物の多くには、
この一文が当てはまるような気がします。
パスタ等なら簡単に自分で作れるので、
その時の材料費を計算してみると、
外食するのに二の足を踏んでしまいます。
けれども何かで読んだのですが、
レストラン等の値段はその場の雰囲気料金と思えばいい、
との事です。
一人さびしく自炊するより、
にぎやかな場所で食べたいという気持ちも、
わからなくはありません。
気の合う人たちと楽しく食べる事が出来れば、
それが何よりだとは思いますが。
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