「オトコ、料理につきる」2
著者 三善晃
出版 文藝春秋
p88より引用
“料理は生まれて始めて、という人には、
大きい料理をおすすめする。”
作曲家である著者による、
著者の料理に対するこだわりや思い出やレシピを記した一冊。
味噌汁から酒のつまみまで、
食材を最後まで上手く使う為の方法などが多数紹介されています。
上記の引用は、
料理の原点についての一文。
丸ごと料理のすばらしさについて、
朗々と歌い上げるように書かれています。
徹底的に自炊する事にこだわった内容に思われますが、
最初に出版された昭和54年に、
この本のレシピに出てくる材料を簡単に手に入れられたがどうか、
疑問に思います。
私の住んでいるところが田舎過ぎるのかもしれませんが、
鶏は今より手に入りやすかったと思いますが。
p99の即席ピクルスの味の表現で、
“体にオゾンがしみ渡るような爽やかで、”と書かれています。
オゾンは確か猛毒だったと思います・・・。
他にも食通になりたくないと書きながら、
十二分に食通と言って良い位の知識が披露されています。
なんだか合いませんでした。
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