「数学物語」4
著者 矢野健太郎
出版 角川文庫
p186より引用
“よし、うんと勉強して、きっと偉い学者になって、
みんなを見かえしてやろう。とそのとき決心したのでした。”
アインシュタインとも親交のあった数学者である著者による、
数学が古代文明や数学者の登場と共に発展する歴史を描いた一冊。
動物が数を区別できるかどうかから微分積分まで、
偉人達のエピソードと共に読みやすく書かれています。
上記の引用は、
ニュートンが子供の頃に成績が悪かった為、
組のほかの子にいじめられた事に対しての一文。
どの様な天才でも、
何もしていなければ普通以下なんでしょうか。
その後すごく努力したため、
勉強に面白さを見出したそうです。
何かの面白さがわかるまでには、
ある程度面倒な事も我慢しなければいけないのでしょう。
文庫版の元になった著書が出版されたのが1936年、
奥付手前に書かれてある通り、
いまではちょっとアレな表現がありますが、
こうして出版されているのは大変ありがたい事だと思います。
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