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語彙開拓 評価・オススメ度 ★★★★
名前 天ヶ森雀 性別 Guest 年齢 Guest
投稿日時 2009/06/05(Fri) 10:43 更新日時 2009/06/05(Fri) 10:43
小説やその他の文章を書く上で、語彙の少なさは致命的である。
キャラクター小説やライトノベルが増えた昨今、読者は科白のみを拾い読みすることも可能になったが、やはり情景描写や状況描写の有無、またはその表現力が作品の深さを構築する一端である事は否めない。
例えば、背景のある漫画とない漫画を思い浮かべてみれば分かりやすいだろうか。
正直背景の殆どない漫画もかなりあるけれど、やはり世界観を構築する上で、作家のイメージにあった背景が有無は、その作品に大きく影響を与えると一因になると言えるだろう。
もちろん小説は文章のみである。
そして、漫画同様に科白と言うのは往々にして読みやすいが、地の文ともなるとそうも行かない。
いかに読みやすく端的、且つ印象的に表現できるかは、書き手としての醍醐味のひとつじゃないだろうか。

読み手を書き手の世界に引き込む表現力を培う上で、類語辞典は大変役に立つと思う。例えばひとつの動作を表現するのに毎回同じ言葉を使っては読者は飽きてしまう。そんな時、いかにほかの表現方法を探すか。そのための便利なツールだと思って頂ければ良いだろう。

正直、ほかの類語辞典は使ったことがないので、使いやすさに関しての相対的な比較はできませんが、私にとってはとても大変便利な1冊です。重たいのがやや難点なくらいでしょうか(笑)。

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