「ゾウの時間ネズミの時間」5
著者 本川達雄
出版 中公新書
p120より引用
“ここで注意しなければいけないことは、
単純明快さを求めるあまり、意識するしないにかかわらず、
事実を曲げてしまう危険性があることだ。”
動物学者である著者による、
生物をサイズによって分析・考察した一冊。
時間の感じ方の違いから体のつくりの違いまで、
サイズが生物に与える影響についてわかりやすい実例を使い、
書かれています。
上記の引用は、
科学の単純明快さについての一文。
表面積などに関する数字と同じ数字が出てきた事で、
その他の事に無理に関連付けたりされる事に対しての警告。
わかりやすい数字を出してきて事実を捻じ曲げ、
科学風に解説した健康番組を今でも忘れる事が出来ません。
p45の食う物と食われる物のサイズについての項は、
RPGでの経験値稼ぎを思い出します。
自分のキャラクターのレベルに合った敵を倒さなければ、
労力対効果が低くて時間ばかりかかってしまう。
RPGは案外生物学的なんじゃないかな?
などと思いました。
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