「生態学からみた自然」4
著者 吉良竜夫
出版 河出書房新社
p192より引用
“今では多くの人が知っているように、それは、
一度ひろい面積に植えておいたイネ株を、
刈取りの一、二ヶ月前に、数十分の一のせまい田に移植し、
土の見えないほどギッシリと寄せ植えしてえられた
数字である。”
植物生態学者である著者による、
植物の生態を中心に地球や自然の営みについてかかれた一冊。
世界の人口についてから二酸化炭素の問題まで、
現在進行形の問題が語られています。
上記の引用は、
ある国における米の大増収についての一文。
単行本が刊行されたのが1971年、
40年経った今でも同じような事がされている事に、
驚きを禁じえません。
巨大偽ガン○むあたりが記憶に新しい所でしょうか。
p23に書かれている人工の問題に関する予測が、
大体当たっており、
食料と人工のバランスについてかなり厳しい状況にあると、
改めて思い知らされます。
所々数式やグラフが出てくるので、
私のような数字嫌いの方にはつらい所が在るかもしれません。
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