「ゴハンの丸かじり」4
著者 東海林さだお
出版 文藝春秋
p60より引用
“幕の内弁当なども、おかずがぎっしり盛りつけてあるが、
どこかにスキマがある。
くどいようだがおせちにはスキマがない。”
マンガ家でありエッセイストである著者による、
食べものに関するエッセイをまとめた一冊。
煮豆等純和風のものを中心に少し他国の物を入れ、
数多くの食べ物に対して著者独自の文体で書かれています。
上記の引用は、
おせち料理についての項の中の一文。
確かに、
おせちの重箱はビッシリ・ギッシリと詰まっており、
見本の写真を見ているとよだれが出そうです。
しかし、
このおせちのおいしさの重要な要素の一つを、
まったく無視しないがしろにしたおせちが、
今年のお正月を悪い意味でにぎわしたのは記憶に新しい所です。
食事を大切にしないあのような事件は、
二度と起こってほしくないなと思います。
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