「声に出して笑える日本語」3
著者 立川談四楼
出版 光文社
p57より引用
“要するに鑿は飲みというしゃれでね、
だから飲み助のことを左利きとか左党と言うんだよ”
落語家である著者による、
日本語に関する面白いエピソードを集めた一冊。
同業者の名言からアルバイトの何気ない一言まで、
あらゆる場所でいろんな人の言葉の間違い等が拾われています。
上記の引用は、
酒飲みが左利きと呼ばれる所以についての一文。
大工さんの道具からきていて、
右手で金槌左手でノミを持つからだそうですが、
左利きなら左手に持つのは金槌なのでは?
言葉遊びにいちいち細かい事を言っていると、
無粋だと怒られそうですが。
落語家らしく、
伝統的な日本語の使い方に関して、
なかなかに辛辣な意見も書かれています。
しかし、
全体として気楽な雰囲気で楽しい一冊です。
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