「ウルトラマン対仮面ライダー」4
著者 池田憲章、高橋信之
出版 文春文庫PLUS
p378より引用
“人間は本来、フィクションを想像力で読み、
味わう才能を持っている。”
ライターと編集会社設立者である著者二人による、
仮面ライダーとウルトラマンに関する資料をまとめた一冊。
二作品の原作者へのインタビューもされており、
お二人が亡くなられている現在、
その考えを少し見ることの出来る貴重な著作。
上記の引用は、
あとがきにかえての中の一文。
フィクションは「所詮フィクション」ではないという、
「アイの物語」の中で語られたフィクションの力を、
思い出しました。
p317のライダーカードの一件では、
その後も同じようなシール付きチョコ菓子や、
フィギュア付きチョコの流行でも、
同じように食品を捨てる現象が起こった事を思い出し、
少しいやな気分になりました。
タイトルを一見して、
ウルトラマンと仮面ライダーを設定をいじって、
対決させる趣旨かと思って買ってみたのですが、
まったく違っていたので、
自分の早とちりにあきれてしまいました。
今でも続くシリーズの原点を知る為の良い資料として。
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