「その後のツレがうつになりまして」4
著者 細川貂々
出版 幻冬舎文庫
p76より引用
“でも、うつ病という病気のつらいところは、
その病気のさなかには自分の恵まれていることには気づけない、
孤立無援でこの世で一番不幸だと思い込んでしまうことだ。”
マンガ家である著者による、
著者の夫のうつ病闘病記の続編。
前作を出版してからの二人の変化等が、
漫画とコラムによって綴られています。
上記の引用は、
ツレこと著者の夫によるコラムの中の一文。
自分の置かれている状況を正確に把握できないというのは、
あらゆる事柄に対し対応の仕方を間違えてしまうでしょうから、
かなり難しい状態だと思います。
うつ病は誰でもかかる可能性がある、
心の風邪のような物と聞きますので、
本書のような気軽に読む事が出来るうつ病の症例本等が、
もっと多く出版されてほしいものです。
活字の物は数多くあるようなので、
マンガがもっと増えると、
若年層の方にうつ病についての情報が、
浸透するのではないでしょうか。
気分が疲れている方に。
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